じゅんさいの栄養と健康効果

じゅんさいの特徴

 

 

じゅんさいの特徴は、やはりスイレンなどと同様に葉を水面に浮かべる水草だということでしょう。澄んだ淡水の池沼で自生する植物ですが、若芽の部分は食用として人気があり、栽培もされるようになっているわけです。

 

 

日本の他にも世界的には中国などのアジア一帯から、オーストラリアなど温帯域や、インド、アフリカ、オーストラリア、アメリカ等にも広く分布しています。日本では南西諸島(種子島・沖縄島)でも分布していましたが、すでに絶滅した地域も結構あるようです。

 

 

多年生の浮葉植物であるじゅんさいは、葉が互生、楕円形で、長さは5~12mm程度、裏が紫色です。ハスの葉と同じ付き方で葉柄は裏側の真ん中に着く盾形です。

 

 

さて、食材として店頭に出回っているのは一般的に水煮されたものがパックやビン詰めにされたもので、旬の時期なら生のままのパック詰めも出回ります。

 

 

収穫された時のじゅんさいは寒天状の膜に包まれているのが特徴です。プリプリする歯ごたえ、ツルッとした食感が楽しめます。

 

 

葉になる前の芽の部分は両端が尖った長い巻物状で、蕾の部分は茶色で丸い状態です。そうした部分を透明でゼリー状の膜が包み込むようになっています。酢の物、吸い物、みそ汁などにもピッタリで、この食感はまさにじゅんさいだけが持っている個性ということになります。