じゅんさいの栄養と健康効果

じゅんさいの栄養成分

 

 

じゅんさいの旬は初夏から夏ですが、早いものなら収穫が4月頃から始まって9月上旬頃まで長い期間で行われます。ちなみに4~6月頃の出始めに採れるものは「1番芽」と呼ばれ、この時が独特のゼリー状部分が多くて品質も一番高いとされています。次いで6~7月が「2番芽」となり、7月以降は「3番芽」と呼ばれます。つまり、食べ頃の旬となるのがやはり「1番芽」というわけで、実際煮収穫の最盛期となっているのは6月から7月にかけてとなっています。

 

 

さて、五訂日本食品標準成分表によるじゅんさいの栄養成分量(可食部100gあたりの成分)ですが、エネルギー:5kcal、水分:98.6g、たんぱく質:0.4g、脂質:ゼロ、炭水化物:1.0g、灰分:ゼロ、飽和脂肪酸:ゼロ、不飽和脂肪酸:ゼロ、コレステロール:ゼロ、食物繊維:1.0g。ビタミン類では、カロチン:29μg、E:0.1mg、K:16μg、B1:ゼロ、B2:0.02mg、ナイアシン:ゼロ、B6:ゼロ、葉酸:3μg、パントテン酸:ゼロ、C:ゼロ。無機質類では、ナトリウム:2mg、カリウム:2mg、カルシウム:4mg、マグネシウム:2mg、リン:5mg、鉄:ゼロとなっています。

 

 

言ってみれば、水分が大部分を占めており、栄養価自体は高くはありません。主な有効成分として目立つのは食物繊維で、独特のぬめり成分についてはガラクトース、グルクロン酸、フコース、マンノースなど多糖類とされています。